ポールのコンサート回想

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何を隠そう高校生以来のビートルズファンである。しかしファンになったときには彼らはもう解散していた。ジョンやジョージ亡き今四人がこの世で揃うことはもう望むべくもないが、残ったメンバー一人でも生で見てみたいと思っていた。

3年前のきょう11月17日その願いがかなった。その日は日曜、大阪ドームポール・マッカートニーのコンサートを見に行ったのである。11日から14まで東京公演の後大阪で2回あってその一日目だった。スポンサーはまだ問題も起こる前だった三菱自動車。私は滅多にコンサートには行かないがこれだけは外せないと思っていた。運良くネットオークションで4連番のS席チケットを手に入れ、私・妻と弟夫婦の4人で行った。もちろん全席SOLED OUT。階上席だがステージ上の人の動きはよく見えた。

開演して約15分ほどパントマイムがありポールの影がステージに現れる。そして一言「オーサカ、モウカリマッカ?」客席からの少なからぬ返答「ボチボチデンナ!」。その年ポールは60歳でそのせいか赤いシャツを着てきた。そして上演開始Hello Goodbyeから始まってJet、All My Loving、Getting Betterと続きメンバー紹介。このあと数曲はソロナンバーだったが、We Can Work It Outから再びビートルズナンバーのオンパレード。歳を感じさせなかった。

The Fool On The Hillでは一面目玉の映像が映し出される。ジョージを偲んでウクレレを弾きながらソロでSomething。ジョージの顔写真がいくつも映し出される。会場がなんとなくしんみりした。[This is special song for Osaka]という紹介があって何かなと思うとMichelleだった。何故なのかな? Back In The USSRではモスクワの光景、レーニンの肖像など。Let It Beでは観客がペンライトを振る。Hey Judeでは観客みんなで大合唱。観客は私たちくらいあるいはそれ以上のオヤジが多かったがみんな乗りのりだった。斜め後ろにいたオヤジなどほとんど立って聞いていた。こんな調子でThe Endまで全34曲。半分以上の曲が口ずさめてうれしかった。

このときポールは「僕は90歳になっても車椅子でステージに上がるよ」と言った。この翌年ポールは再婚して今は子供もいるそうな。先日はNASAの宇宙ステーションに向けてGood Day Sunshineを歌ったし老いて(失礼かな)ますます盛ん。これなら近いうちに車椅子に乗ることなくまた日本に来られるだろう。そのときはまた見に行きたい。ただ一つ注文しておきたい。大阪での「Supecial song」はインストルメンタル曲だがぜひMama Miss Americaにしてもらいたい。関西の中年ロックファンならその理由はお分かりのはず。

モウカリマッカートニー…