京阪バスのボンネット車

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私は競馬のことはまったく知らないのだけど最近の人気はすごいようだ。先月菊花賞のあった京都競馬場、あのディープインパクト人気で13万以上の人が詰め掛けたというから尋常ではない。甲子園が満員のときで53000人。その客を捌くのに阪神電車は特別ダイヤを組んで臨機応変の対応をしている。その2.5倍の量を捌くなどというのは京阪にとって前代未聞のことだったろう。淀に停車する臨時急行の増発は無論のこと、それでもホームの混雑を抑えきれずなんと特急を急遽臨時停車させたそうだ! 

特別輸送は電車だけではない。競馬開催日は京阪バスが競馬場の前から対岸の阪急大山崎駅までの路線を臨時運行する。そのこと自体珍しいのだが、以前はこんな珍しいものが見られた。普段運行していない路線なのでターミナルに職員用の控え室などがない。そこで余剰の車両を臨時控え室に使った。20年くらい前京阪バスは非営業用のいすずボンネットバス保有していた。もちろん最初から非営業用なのではなく路線運転に使われ、その後リバイバルブームに乗って内部を改装された上京都市内の観光用に使われた。しかしやがて運行中にエンストすることが多くなり営業からは引退することになったのである。しかしその後も白ナンバーになって生き残り、このような使われ方をしていた。映画「五番町夕霧楼」でも使われている。

今はもう見られない。その後どうしたのだろうか。1985年2月撮影