近鉄大阪線伊賀上津駅にて

近鉄大阪線大阪上本町から伊勢中川に及ぶ108.9㎞の長大路線で大阪・奈良・三重の3府県をまたいでいる。大阪から名古屋・伊勢に向かう特急が行きかうメインルートである。大阪から奈良県西部は通勤・通学の足を担う大都市近郊路線でもある。しかし東へ進むにつれ列車本数は少なくなり名張、青山町止まりの列車が多くその先中川までは閑散路線で特急がビュンビュン飛ばしていく中で普通列車は10 ~14 時の時間帯に至っては1時間1本しか来ない。結構乗降難易度が高い区間である。大阪上本町からやって来た急行は桜井を過ぎると各駅停車になり山間の小さな駅にも小まめに止まっていき車内もガラガラになる。ただ榊原温泉口まで行くと急行であることを思い出したように大三、伊勢石橋、川合高岡の3駅を飛ばして伊勢中川に着く。だからその3駅こそが大阪線の中で最も停車本数の少ない駅ということになるのだがそれよりは少しマシな伊賀上津駅で降りてみた。一応は急行停車駅だが無人駅で出改札設備も設置されていない。所在地は三重県伊賀市になるが市街地からは離れていて駅の周りと言えども店などなく農家が点在するばかり。ただ国道沿いなので車の通行量は少なくない。界隈を歩いても人に出会うことはなく沈黙の時間を過ごして次の列車で立ち去った。

駅舎。駅員は無論集改札機も出札機もなく入り口横に置かれている乗車票を取って降車駅で支払うようになっている。駅前はただ駐車スペース。

 

伊勢、名古屋方面ホーム。誰もいない割には荒らされていない。

 

駅舎内でのんびりしていたら難波行きの伊勢志摩ライナーが通り過ぎて行った。特急に乗っているときはこの駅の存在にほとんど気づかない。

 

駅から10分ほど歩いたところの集落。伊賀市伊勢路という町名である。かつての街道筋の風情、昔は今より賑わっていたのかもしれない

2026.2.5訪問