東海道線美濃赤坂駅

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新垂井に続き東海道線のもう一つの特異な駅美濃赤坂も見逃せない。こちらは現在も運行中だがなかなか行ける機会がない。その昔中山道の宿場町だったそうだが往時を偲ぶような風情は余りない。だがしかし鉄ちゃんは何もない終着駅に引かれるのだ。東海道線を名乗りながらも本道から少し外れた存在の面白さもある。新垂井がなくなってだいぶ経ってから行った。大垣から3連の普通で2駅、6分で着く。旅客扱いは単線一本のホームのみだが構内は広い。旅客より貨物扱いが多いのだ。近くの山から石灰石が採れ、この駅から左右両手に西濃鉄道専用線が延びている。もっとも現在走っているのは右手方向の市橋線のみだが。私の訪れたのは祝日だったのでそれも見ることは出来なかった。しかし構内のはずれに古いディーゼル機の休車体が止めてあった。名古屋という大都市に近いところで石灰が採れると言うのは需要がすごく大きいということだろう。平日に来れば専用線もひっきりなしにDE10の引くホッパー車が走っているのだろう。静かな町並み、専用線の線路を歩いても誰も咎めはしないのどかな春分の日であった。