30年前の写真2006・その6福井鉄道

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尾小屋の帰り福井で途中下車した。ここでも例によってテクテク歩いている。福井駅から道路上の福井鉄道に沿って福井新まで撮りながら歩く。ここの電車は福井市内で路面を走っているのだが、武生までを結ぶ郊外電車の性格を有しているので背の高い大きな車体である。数ヶ月前熊本へ行った時に市電に広告電車が走っているのに目がとまった。今でこそどこの私鉄も一面車体広告などやっている。しかしこのころ郊外電車で広告電車というのはそれまでなかっただろう。それが福井では大きな車体一面に広告が掲示されていてユニークに思えた。来る電車来る電車が違う色でユニフォームというべき標準色がない状態だった。もちろんそれは今も続いている。

 

車両についてだが、80形、120形、200形など現存する車両を多く撮っている。もっとも塗色はほとんど変わっているが、車体形状はどれも冷房がついたくらいで大きな変化はない。それらの車両の写真掲載は他の機会に譲ろう。ところが一組だけ現在は見られない車両を撮っている。2枚の写真は同じ編成の前と後ろである。全く違う形なのにペアを組んでいた。前面3枚窓の電動車のほうは名鉄谷汲線等にいたモ700形と同形と見られ旧名鉄の車両と推測する。福井鉄道は親会社の名鉄に倣ってか車体前面に形式番号を記していない。側面には記されていると思うが写真では判読できない。そんなわけでこの2両の形式・番号が分かりません。そして彼らはその後どうなったのでしょうか。どなたかご存知の方見ておられたらご教示ください。1976年5月16日撮影

 

福井鉄道も昨年廃止になった名鉄600V路線の車両を大量に買ったため近く車両の大幅な入れ替えが起こるだろう。この頃から今まで生き抜いてきた車両たちの去就やいかに?