さよなら急行「かすが」

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本日17時16分、いよいよまた一つJR列車が最後の力走に奈良駅を旅立つ。急行「かすが」ディーゼルカー創始期である1955年3月22日にディーゼル準急として登場。以来今日まで車種は変われどずっとディーゼル列車のままで実に51年間も走りとおしてきた老舗の急行列車だ。一時期は一日3往復を数えることもあったが乗客減には勝てなかった。今は2連で一往復細々と命脈を保ってきた。奈良から京都を回って新幹線に乗った方が名古屋には早く着く。通しの乗客は少ない。

去る4日名残を惜しんで奈良から柘植間上りを乗ってきた。実は今まで乗ったことがなかった。いつか乗ろうと思っていたのに押し詰まって最初で最後の乗車になってしまった。17時過ぎに3番線入線。例によってキハ75の2連であった。ホームには多くのファンが待ち受けていたが、乗車すると指定席は満席だったようだが自由席はまだ少し空きがあり座ることができた。でもその次の週にはもっと乗ってきたことだろう。11,12両日は4連で走らせたそうだから(おそらく今日も)。この日は車内は自由に動き回れるほどだった。キハ75、そこそこスピードは出ているが車内は静かである。3月になると日も長くなってきて伊賀上野までは車窓が楽しめた。1時間弱で柘植着。日はとっぷり暮れた。まあここまででいいだろう。今になって仕様がないことだが、名古屋の人にはこれでよかっただろうけど関西の人間にとっては使い勝手のいい時間帯ではなかった。上りと下りの時間帯が逆ならもっと早くに乗れる機会もあったのに。もっと生き延びることもできただろうに。

奈良駅に入線した「かすが」
②車内電光表示と急行券
②おまけ、1990年5月3日撮影の下り「かすが」。オレンジ色のJRマークの入った東海所属の58・65系編成。GW真っ最中で5連であった。月ヶ瀬口にて

奈良県を走る唯一の優等列車がなくなり関西線も寂しくなる。「かすが」よ、いつかまた帰って来い!
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