


夏の富士山はすずしさを感じさせますね。この岳南鉄道の走るあたりは真正面に見えるのでしょうか。1993年というともう13年も前ですが、熱海からの帰り道にこの鉄道に乗りました。JRホームから跨線橋を通って岳南鉄道のホームに行くと電車がすでに止まってました。元東急の5000形、東急で青ガエルと呼ばれていたのを塗り替えて赤ガエルと呼ばれていましたが、車内は昔のまま。8月なのに冷房はなく窓全開。その横を青いEF66が走っていきました。かつては当鉄道オリジナル日車標準スタイルの車両もあったけどこの頃にはもう他私鉄に行ってしまってました。この鉄道の路線海老の姿のように街を半周するような形。もともと貨物専用線だったのを一部生かしてそれに継ぎ足してできた路線なのでこんな格好に。所要約20分、JR吉原からまっすぐ北へ行けば比奈あたりに近いと思われます。もちろん街の西側に工場地帯が集まっているから迂回したのでしょうが。その比奈からの工場専用線にはED501といういかつい機関車が今も使われている。その姿、武骨ながらなかなか頼もしい。その先は幾分住宅街の様相で、新幹線の下をくぐってすぐに終点江尾。何もない無人駅でした。新幹線からもこの駅は見えるのでいつかは降り立ってみたいと思っていたのだ。ここにも1編成電車が止められていた。並びを1枚。さて、お目当ての富士は…、かすんでよく見えなかった。赤い夕日に照らされる赤い電車を見ながら夏の盛りこの小駅に立ちすくんでいました。青い富士は見えない、あざ笑うかのように新幹線の青い帯が通り過ぎていきました。この赤ガエル、今はもういないのですね。