樽見鉄道・やっと果たしたリベンジ

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かつて樽見の薄墨櫻を見に行き損ねたお話をしました。→http://blogs.yahoo.co.jp/d19756236/26895812.html?p=9&pm=c 
それから長い間そのリベンジを出来ませんでしたが、先日やっと果たしました。実に17年ぶりのことです。とはいえ、桜が見られるシーズンではなくただ樽見鉄道を完乗したことだけ果たせたのですが。そして出来るものなら乗り損ねた客車列車に乗りたかったのですが、すでに今はなくレールバス乗車となりました。使われなくなった客車や機関車は本巣駅の片隅で眠っていました。色が落ちて痛々しいです。神海から先の延長区間は人家もまばらで勾配やトンネルが多いところです。水鳥駅のそばには100年以上前にあった濃尾大地震でできた根尾谷断層が残っていて地変の影響を受けやすい地形と分ります。そのようなところにあえて路線を延ばした執念に感じ入りつつ乗車。最後のトンネルを出たらすぐ終点の樽見です。機回し線を兼ねた2線のならぶ島式ホーム一本と駅舎のある終点ですが無人駅です。この鉄道のほとんどの駅がそうだが、ホームは有効長が6両分くらいあります。かつて名古屋から直通で客車列車が走った日がしのばれます。今はそのホームに1両のレールバスがポツンと身を寄せています。20年前に乗ったハイモ230形は今も現役でいる。しかし今は増備されたハイモ295が主力です。どれもロングシートなのが少しさびしい。また塗装がやや褪せている。地方の鉄道の厳しい現状がこんなところにも窺い知れます。しかしなんとか客を寄せようと色いろ割引切符を売り出していて、今回そのような中の一つ

  「うすずみ温泉ゆったり食事プラン」

というのを使いました。これは樽見鉄道の一日フリー乗車券と樽見駅から近くのうすずみ温泉入浴券とそこでの食事券1000円分がセットになって3000円というものです。駅からシャトルバスで10分にある温泉館へ行き昼間からゆったり温泉につかり料理を味わい極楽でした。また帰りには最近沿線に出来た最大級のショッピング街といわれる

  「モレラ岐阜

に立ち寄り買い物をしました。貨物輸送を失った樽見鉄道の運営は大変だろうけど沿線施設とのタイアップで頑張って欲しいものです。モレラ岐阜に行くしゃれた装いの若い女性も乗っていました。鉄道の心強い味方です。