土佐くろしお鉄道ごめんなはり線

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土佐電に後免町まで乗った後土佐くろしお鉄道ごめんなはり線に乗った。2002年宿願の開業を果たしその1年後のことだった。まだ設備のどれもが新しい。その年は阪神タイガースがセリーグ制覇を果たした年だった。後免駅に立っているとなはり方面からの列車が着いた。その車両は阪神タイガース塗装の9640-10号車だった。本家の阪神電鉄でもこれほどコテコテの全面塗装はないのでドギモを抜かれる。言うまでもなく沿線の安芸が阪神のキャンプ地であることにちなんだものだが、キャンプ期にはこの車両を用いた特別列車を走らせるそうで阪神ファンも多く乗り込んだことだろう。やがて乗車予定だった高知から直通の快速奈半利行きがくる。こちらは特別車9640-01号で海側がオープンデッキになっていて客船に乗ったような気分が味わえる。またこの鉄道の車両も駅もすべて当地出身の漫画家やなせたかしデザインのマスコットキャラクターが描かれている。海が見えるとさっそくデッキに立ってみた。12月だったが浜風は心地の良いものだった。しかし私のほかに乗客は数人しか乗っておらず皆地元の方と見えて私のようにはしゃいでいる人はいなかった。車内をうろうろするのが少し気恥ずかしかった。乗客が少ないのは観光シーズンからはずれていたせいだろうか、折角の新車がもったいない感じだった。やがて安芸着。この日のうちに奈半利まで行く予定だがここで一旦降りて次の列車まで市内観光をした。

 

①後免で土佐くろしお鉄道車両同士の交換
②安芸で停車していたもう1両の特別車9640-02号の海側。1号とは外面色が違うが内容は同じ。なお、この鉄道の車両形式はすべて9640形である。

 

2003.12.28撮