阪神の路面電車①

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阪神もかつて路面電車保有していてそれも3路線もあった。。野田駅から国道線と北大阪線が延びていた。国道線は国道2号線の上を堂々走って大阪市から神戸市まで30km以上あり1本の路面電車路線としては日本最長だったという。乗り通すには2時間必要だったそうな。通しで乗ったのは鉄道ファンくらいだろう。また甲子園線という支線も分岐していた。北大阪線は野田から中津を通って天神橋6丁目まで走っていた。天神橋6丁目は戦前新京阪鉄道との接続駅だった。当時阪急は淡路から十三にのびていた新京阪と接続していたので、阪神も向こうを張って新京阪との接続を図ったのだ。阪急も阪神もいずれは新京阪への乗り入れを目論んでいたのだ。戦後新京阪が阪急京都線となって大半の列車が梅田への乗り入れするようになったので天神橋は支線になってターミナルの重要性は薄くなった。それでも長く阪神大阪線は走り続けた。こんなところまで阪神が来ていたのかと少し意外な気持ちになる。これらの軌道路線が無くなった後も阪神バスに変わって同じ区間に運行されている。先日出てきたモノクロの写真。1は1971年北大阪線で17、2は1973年ころ国道線と思われるが撮影日、車両形式不詳。