阪神高速京都線稲荷山トンネル開通

京都にも高速道路網が少しづつ形成されてきている。今年1月に阪神高速8号京都線の上鳥羽~巨椋池料金所間が部分開業したが、その続きとなる鴨川東~山科間が本日開業した。ただし既開業区間とは接続はしておらず中間部がまだ工事中でその完成は平成22年度完成予定というからしばらくは分断状態での供用となる。本日開業した区間約2,8㎞はその大部分がトンネルで、お稲荷さんで知られる伏見稲荷神社のおわす稲荷山を東西に貫通している。すべて京都市内だが東山区伏見区山科区の3区にまたがっている。本日は自動車道として供用開始するのに先立ち午前中にトンネルウォークが催された。それに行ってきた。

 

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鴨川東入り口は京阪鳥羽街道駅から西へ5分ほど歩いたところ、十条通りから入っていく。参加に申し込みや予約は不要で自由に入れた。大勢の人がやってきた。

 

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午前10時からオープンセレモニー。近所の中学校のブラスバンド演奏、祝辞、ウォーキングの注意などが話されて参加者で風船をあげた。10時15分、さあこれからウォーキング開始。

 

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トンネルの入り口。上下各2車線で分離されている。どちらも完成しているがウォーキングに使われるのは東行き車線のみ。道路の中央部は既開業区間との接続に向けて工事続行中。

 

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今日から夏。外はじりじり暑さが増していたが、トンネル内はひんやり涼しい。中ほどで関連各機関の案内ブースが仮設された。宇治市のブースでは新茶が振舞われた。もちろん阪神高速㈱のブースもあり各路線沿線の名産など売っていた。そして…

 

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この稲荷山トンネルの貫通石を入れた祈願成就のお守を売っていた。今だけのものと思い一つ買った。

 

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巨椋池でつながっている第二京阪道路を運営する西日本高速のブースもあった。現在阪神高速京都線は同社の他路線とは孤立しているがいずれこの第2京阪が全通すれば繋がることになる。しかし道路政策の見直しで工事進行の予断は許されない。何とか計画通り工事を進めたいとの意志が伺える展示だった。

 

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山科の出口が見えてきたぞ。

 

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無事全区間歩き終えた。ここは義士祭で知られる大石神社がすぐそばだ。ゆっくり歩いたり立ち止まったりで約1時間10分かかったが車ならすいていれば10分かからないかも。この道を歩くことが出来るのは今日をおいてもう2度とないだろう。いい記念になった。やはり外は暑い。