北淡震災記念公園

9月に入って最初の日曜、住んでいる町内会の企画した「自主防災研修会」に参加して、阪神淡路大震災で出来た野島断層を見に淡路島へ行ってきた。

 

野島断層の出来たこの地域は震災当時北淡町だったがその後町村合併で淡路市になった。淡路島は現在三つの市に分かれているが淡路市はその一番北に位置する。できた断層は約10kmに及ぶ物だがそのうちの140mほどを震災当時のままにかまぼこ型建物で覆って保存されて、周囲一帯とあわせて「北淡震災記念公園」として整備された。なおこの断層は1998年に国の天然記念物に指定されている。

 

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入り口。入って曲がると断層保存館に入る。

 

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まずは道路が引き裂かれたところからずっと続いている。

 

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一部断層が2列になっている

 

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神社の植え込みも引き裂かれずれた

 

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断層の断面を下から見る。地層がきれいに直線に分かれている


断層の保存館を出るとメモリアルハウスがある
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活断層の通る横に建っていた家屋。元からここに建っていた物をそのまま保存。


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建物そのものは震災の被害を免れたが地層のずれによってやや傾いた。住人は震災後この状態のまま約4年間住んでいた。震災直後台所はこのような状態であったろう

 

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建物のすぐ横を活断層が通り壁を壊し引き離した
でもこの激震した地区でよくこの程度で済んだものだ

 

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海の見えるのどかな場所にも爪あとを残す大震災、
しかし今や淡路島は関西から橋を渡ってすぐに行ける。
よくここまで復興したものだと改めて感心した
(この写真のみ淡路ハイウェイオアシスからながめたもの)

 

この日好天にも恵まれ本当の災害にめぐり合うこともなく無事帰ってきた
多分幸運だったのだろう。でも突然やってくる災害は容赦がないことを心にとめておく

 

2008.9.7撮