別府鉄道が廃止されて今年で丸25年になり、その存在を知らない若い鉄道ファンも増えてきた。単線非電化の小さな鉄道で小型DLが小さな客車と数両の貨車を引いたり歯車式のDCがガタガタ揺れながら走ったりと播磨工業地帯の中とは思えないようなローカルムード満点な鉄道だったが、国鉄の貨物輸送縮小のあおりを受けて冬の寒さの中ひっそりと消えていった。その車輌群ももう消えてしまったと思っていた。ところがかつての路線跡の近くに保存されているものがあると聞いて行ってみた。
山陽本線土山駅
この駅の一角から別府鉄道土山線が出ていて別府港まで南西に向かって伸びていた。その線路敷のあとは遊歩道として整備されており「であいのみち」と名づけられている。きれいに管理されているのはいいのだが鉄チャンとしては鉄道の痕跡がもはや何も見つからず物足りない。まあとにかく歩いてみよう。
この駅の一角から別府鉄道土山線が出ていて別府港まで南西に向かって伸びていた。その線路敷のあとは遊歩道として整備されており「であいのみち」と名づけられている。きれいに管理されているのはいいのだが鉄チャンとしては鉄道の痕跡がもはや何も見つからず物足りない。まあとにかく歩いてみよう。
1kmほど歩くと大中遺跡という弥生時代の遺跡があり一帯が公園になっている。その片隅に「播磨町郷土資料館」が建っている。入館は無料で大中遺跡関連の発掘品の展示が主なのだが、建物の裏手に別府鉄道の機関車と客車が静態保存されている。ただし鉄柵に囲まれているので通常は内部に立ち居れないのだが事務所に見学希望といえば入り口の鍵を貸してくれ車内に立ち入ることが出来る。
裏側からも一枚
車輌形式は機関車はDC302、客車はハフ5と称する
車輌形式は機関車はDC302、客車はハフ5と称する
車内に入ってみる
DC302の運転室内
DC302の運転室内
ハフ5の車内。うーん、レトロないいムード…
もう一度外へ出て後ろからも一枚
窓はあかないけどこの後ろからの車窓風景味わってみたかった。
窓はあかないけどこの後ろからの車窓風景味わってみたかった。
2009.3.1撮
モノクロ写真だけど確かに上のような色をしていた。
久々に見て記憶が蘇ってきた。
久々に見て記憶が蘇ってきた。