えちぜん鉄道三国芦原線

18きっぷを使っての旅、第2弾。

 

1991年1月、京福時代に三国芦原線に1度乗っているがそのときは雪が降っていた。計画では1日目あわら湯のまちまで乗りここで1泊、2日目に三国港まで行く予定だった。1日目は予定通りだったが2日目は強雪のため京福は全線運休になり復旧の見通しがたたないということでやむなくあきらめてバスでJR芦原温泉駅へ向かった。完乗はそれ以来の宿願であった。

 

時は流れ3年前にえちぜん鉄道勝山永平寺線に乗った。
記事→えちぜん鉄道勝山永平寺線 - awatembowの日記 (hatenadiary.com)
アテンダントが乗務する車内の雰囲気は明るくまた乗りたいという気持ちにさせた。
今回18きっぷを使ってこれまでの未乗区間を出来るだけ乗ってみようとして長年の思いを果たした。

 

えちぜん鉄道では土日祝に全線乗り降り自由な1日乗車券を800円で発売しているのでそれを購入。福井~三国港片道が750円なのでかなりお得な切符である。いくつかの駅で降りてみた。順序は前後するが降車駅とその近在の見所の写真を載せる。

 

あわら湯のまち (福井県あわら市
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列車の交換風景。5001と6108.

 

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駅から徒歩5分のところにある日帰り入浴施設「セントピアあわら」
入場料500円、一風呂浴びた。

 

三国 (福井県坂井市
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この駅が町の中心の最寄り駅である。単線のホーム1本の駅だが有人駅でありバスも発着している。
駅を出て街を歩くのだが多くの店はシャッターが閉まっていて人影もまばら。

 

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でもこの店は開いていた。三国湊座。昔の芝居小屋の改造のようだが、現在はセルフ式の軽食堂になっている。この店の名物は三国バーガー。この形、編み笠被って風切って歩いていく木枯らし紋次郎の姿のように見えませんか? いろいろなものが挟んであって濃厚な味。550円。

 

三国港  (福井県坂井市
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終着駅は静かなたたずまい。到着した電車は10分ほど休んで引き返していく。
すぐ傍に海が見える。海べりにはここにも入浴施設があるがこちらはパス。

 

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せっかく来たのだから海を眺めていこう。この辺はサンセットビーチとも言われ夕日がきれいな浜として知られている。3月の日本海はまだ波は高いし風も強い。でも春の日差しは優しい。

 

えちぜん鉄道アテンダントさん。今回も三国や芦原の町のことを親切に教えてもらった(三国バーガーのことは彼女に聞いて知った)。降り際には「どうぞゆっくり楽しんできてくださいね」なんて言われてすっかりゴキゲン。
私もそうだけど彼女たちの存在はリピーターを増やしていくのに有効な方策でありこれからも続けて欲しいと思う。ただ、このサービスを続けていくには一定の条件がある。それは列車が短編成(2両までか)で車内の乗客がほぼすべて着席していることである。評判が高まり乗客増加するのはいいけどそれで車内が混雑してしまっては今のようなきめ細かいサービスは難しくなる。増収を求めるとサービスのレベルを維持しにくくなるというジレンマをどうするかが課題となってくるだろう。

 

2009.3.15撮