川崎重工業はこの神戸の地で川崎正蔵らが創業した造船所が1世紀の間に総合重工業メーカーへと発展したものである。陸海空各乗り物を製造していてこの博物館にもその一部が展示されている。もちろんどれも子どもだけでなく大人も楽しめる内容であるが、鉄チャンの目はどうしても鉄道へと向いてしまう。
0系新幹線先頭部。狭窓なので後期形でJR西日本ウェストひかり塗色だね。
0系新幹線先頭部。狭窓なので後期形でJR西日本ウェストひかり塗色だね。
その室内も現役当時のまま展示。1号車指定席と表示があるがウェストひかりの指定席は2・2シートだったはず…。自由席車のものかな。この横に新幹線の台車DT200も展示されていた。
鉄道模型コーナーもある。このくらいのスペースならやはり16番ゲージが見栄えする。観客が運転するためのコントローラーがあるがモニターもついている。車輌の先頭につけられたマイクロカメラで映した光景が見られるようになっているのはゲーム感覚で楽しめる。
カワサキワールドシアター。円形の部屋に6つの大画面が並び多元的にKawasakiの企業活動や製品群を紹介する。鉄道の部門では様々な新幹線の車輌が迫ってくる。
海洋博物館の一部であるから海・船舶のウェイトが大きいのは当然であるが、わが国で鉄道車両が独自の進化を遂げていったのも造船技術のノウハウが生かされてきたからだと窺えた。
2009.4.26撮