レトロでんしゃ館

目的その二、レトロでんしゃ館(名古屋市 市電・地下鉄保存館)に行くこと

 

名古屋市内を走っていた市電・地下鉄の代表的な車両計5両が保存展示されている名古屋市交通局日進工場内にある展示施設

 

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地下鉄鶴舞線の終点赤池まで乗り駅出口で道案内図を貰っておこう
2番出口を上がり東方向に行って国道153号に出るとレトロでんしゃ館の看板が見える。しかし絶対にここで横断しないこと、国道沿いに迂回して信号のある横断歩道を渡って日進工場の入り口を入る。
入ったところに地下鉄4号線掘削に使われた複線シールドマシンがお出迎え。

 

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施設入り口、開館10~16時・入場無料。駅で貰った道案内図を受付で渡すと左下のような記念カードがもらえる。

 

展示車両
①市電1421号
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75両在籍し市電全廃の日まで走り続けた名古屋市電の顔ともいうべき車両。豊橋鉄道に多数譲渡され市電廃止後もかの地3100形として長く活躍した。丈夫に作られた証明である。でも現在は残り1両だそうな。

 

②市電3003号
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戦時中作られた連接車で当時は珍しかった。その後名古屋で普及することはなかったが発想は現在各地で走るLRT車に受け継がれている。その意味では早すぎた登場だったのかもしれない。

 

③市電2017号
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車輪にゴムを挿入して騒音・振動を少なくし「無音電車」と呼ばれた。新機軸は保守の手間から敬遠され市電で長続きしなかったがその技術は地下鉄に生かされた。

 

④地下鉄107・108号
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名古屋市初の地下鉄が1957年に名古屋~栄間に走ったときに作られた初代地下鉄車両。全国3番目の地下鉄。「東京や大阪には負けれやせんがね」という当時の名古屋人の意気込みを感じられる。

 

それぞれの車両は車内も開放されている
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左上1421号、右上3003号、左下2017号、右下地下鉄108号

 

どの車両も保存状態は良好、無料はありがたいが維持費捻出にご苦労が偲ばれる。
その他にも地下鉄の台車、運転シュミレータ、模型ジオラマなどあり家族連れで賑わっていた。
将軍としては昭和のテイストに触れることが出来て感激だった。