京都市バス20系統

淀駅前に京都市バスの停留所のあるのに目がとまった。ここも京都市内で市バスの来る南西端始発停留所になる。系統は20番、国道大手筋・中書島経由横大路車庫行きのみ。

 

イメージ 1

 

ただし同じ20系統でも2つの経路があり時刻表は別々に掲示されている。上のほうは京阪の路線に比較的近い府道京都守口線を真直ぐ北上していくもの。下のほうは宮前橋を渡って桂川西岸に出て川沿いを走り羽束師(はづかし)橋を渡って再び東岸に戻り目と鼻の先である横大路車庫を避けるように北上して大手筋へ出て竹田街道を南下し中書島で京阪をくぐって外環状線を西へ折れて横大路車庫に着くという大回りなルートを取る。20分ほど待てば下ルート便15時51分発に乗れる! せっかくの機会なので急遽中書島までこれに乗ることに決めた。少し駅前で時間をつぶしていたらやって来た。

 

イメージ 2

 

便は平日14~16時台に4本、土曜日は12~13時台に2本、日曜日は運休と変則的な運行。何故だろうと思っていたが乗ってみて分かった。停留所近くにある小学校の児童が10人以上乗ってきた。校区が広くて川向こうの一部も入るのだ。歩くにはかなりある。この地区に住む児童への便宜のためということだった。道理で日祝日は休みなわけだ。彼らは2つ目の水垂町でどっと降りていき車内は静かになった。ちなみに上ルートは府道沿いにある洛水高校への通学の便のようである。

 

イメージ 3

水垂町の次の樋爪町停留所。こちら側は標識があるだけだが対向側は河川敷に張り出して待合所が設けられている。市バスの停留所にしては立派なつくりである。ここは川べりで何もないところだが一度降りてみたいような気持ちに駆られた。

 

このあと自動車運転免許試験場の前を通り外環状線へ出て羽束師橋を渡ってぐるりと大回りして中書島へと着いた。電車に乗れば一駅5分で行ける所を延々30分以上掛って到着。ちょっとした旅行気分。

 

2009.9.17撮