関西1デイパスの旅・その3・別府鉄道廃線跡探訪 後編

後編は土山線に関連するものを揚げておく
前記事の最後の写真、別府鉄道株式会社の建物の後ろに木造の建物が見えている。
この建物
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この建物の形、記憶があるんだなあ。
で26年前廃止直前に撮った写真を探したら出てきました。
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全景は撮っていないが1階部分の窓や庇の形状から同じ建物と見られる。
今は何も使われていない様子だけれどかつては日本通運の事務所だった。
といっても訪れたのが日曜日で営業していなかったと記憶する。そして窓じゅうに飾ってあるような鉄道のサボ板を販売していたようだ。

 

山陽電鉄をアンダークロスする土山線跡
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自動車道路にしては幅が狭く背が高い。明らかに単線鉄道の路線跡だ。ここから土山へ東北東に向かう。
こちらは野口線と違い広い自動車道に整備され鉄道の跡とわかりにくい。

 

やがて国道250号線と鋭角に交差して道が続く。
交差点から300mほど行くと右手に中華料理屋が見え、道路を隔てた反対側にこのようなものが放置されている。
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有蓋貨車の車体である。線路や下回りはない。下のほうに「別府鉄道 ワ124」と書かれているのが読める。

 

また26年前の写真である。
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土山線唯一の中間駅「中野」駅付近と記憶する。左手鳥居の奥に貨車らしきものが写っている。これは多分同一車両ではないだろうか。ということはこの貨車、鉄道が廃線となってから放置されたのではなくその前から何らかの理由で置かれていて、おそらく鉄道の倉庫代わりに使われていたのではないか。

 

この道はさらに続き播磨町に入りそこからは遊歩道となって昨年訪れた大中遺跡へとつながるわけである。この日はここで打ち切り加古川駅へと戻った。

 

1,3、4枚目 2010、1,24撮
2,5枚目   1984,1,16撮 ネガは現存せずプリント写真からのスキャン