海釣り初体験

釣り好きの友人に海釣りに誘われた。当方は釣りはまったくの未体験。「釣りをまったく知らないのに海釣りに行くなんてゴルフを知らないのにいきなりコース回るみたいなものだな」などとからかわれたが朝早くから迎えに来てもらい同行して釣り船に同乗した。

 

梅雨期で朝からぱらぱら降っていたが決行。餌、釣り針などをあらかじめ買っておき船着き場へ向かう。行ったのは福井県小浜市にある漁港。
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釣り船は午前8時出航。乗船者は私たちを含めて5名。
みんなそこそこ熟練者ばかりの中私一人まったくの素人。何から始めていいのかまごつくばかり。
竿はリール付で船主が貸してくれた。それでも仕掛けは自分で準備しなければならない。
ここでの釣り方はサビキの五目釣りという方法。一本の糸に6つの針をつなぎコマセを散らしてオキアミを餌にいろいろな魚の寄付きを待つ。今よく連れるのは30cmほどのマアジが多いという。
糸のつなぎ方、餌の付け方など一から友人に教えてもらうが実際自分でやるとうまくいかない。指に釣り針を引っ掛けたり(ア痛ッ!)、餌をつぶしてしまったり。みんながスタンバイして糸を垂らすときになっても悪戦苦闘だった。

 

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やっと慣れてきて糸を垂らすところまでできたが、なかなかアタリがない。天候はよくなかったが波はそれほど高くない。友人、乗船前には船酔いしないか心配してくれたがどうもなかった。私も針灸師の端くれ、酔い止めにきくツボに小さな針を貼ってきたよ。じっとがまんの時。友人はすでに何匹か釣り上げている。待ってろ私だって…。
待ってもなかなか釣れないので一度糸を上げたら餌はすべて無くなっていた。「餌の引っ掛け方が悪いのと違うか?」と友人に言われまた彼に付けてもらって糸を垂らした。するとすぐに来たアタリ。生まれて初めての獲物はやはりマアジだった。
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それから何度かポイントを変えて釣りを続けた。マアジは水深50m前後に多くいるように感じた。雑魚は釣り上げると針を奥深く飲み込んでおり外すのに手間がかかる。午後5時まで釣り続けて友人は20匹近く釣り上げた。でも彼に言わせると今日はコンディションが悪くて少ないとのこと。同船のほかの人もクーラーボックス満杯になる大漁。私はというとマアジが4匹、コダイが1匹、その他雑魚が3匹計8匹と小漁。でも初めてならこんなものか。たくさん釣ってもあとの処理に困るだけ、まあええとこだ。満足。
帰宅して戦果を家族と食す。売っているものより身が柔らかかった。また行こう。

 

2010.7.11撮
船内でむやみにカメラ構えたりしたら顰蹙者に思えたので撮るのは控えめにした