磐船神社(いわふねじんじゃ)

ほしだ園地から少し外れたところにちょっと変わった神社があるので参拝に立ち寄ってみた。
国道163号線は天の川沿いに交野市から生駒に抜ける手前で峠に差し掛かる。ここは従来道幅が狭まり川の流れもせき止められて氾濫しやすく交通の難所となっていた。そこで13年前に道路・川双方のバイパスを作り難所は解消された。

 

川のトンネル
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天の川が地中を流れるとはこれいかに。この横に道路のトンネルも並ぶ。

 

現在も道路・川ともに旧来のものも残されておりその中ほどに磐船神社が建つ。
往来のまばらとなった道沿いに静かなたたずまいを見せる。
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天孫降臨の地とあるが…

 

ご神体の天の磐船
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本殿がなくご神体そのものに拝殿がつけられている。直径10m以上もある巨大な磐である。
言い伝えによるとこの磐に乗って饒速日命(にぎはやひのみこと)がこの地に降臨されたというから
神様ってもしかしたらもしかしたらUFOなのかしら。でも光に当てても鏡に映しても普通の磐でした。

 

その横には岩窟めぐりが
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社務所で500円の拝観料を払い荷物を預けて借りた白襷を着用して入窟。

 

まずは階段を下りていく
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あとはほとんど自然の造形のまま。
足元には天の川のせせらぎも流れている。サンダルやスリッパでは入れない。

 

矢印に従って
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指定されたコース以外へ立ち入ると戻るのも困難という。ぜったい矢印どおりに進もう。
実際これがないとどちらへ進んでいいのかわからない。

 

人一人がやっと抜けられるほどの隙間を通って降りていく。
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ここが最大の難所。ここを抜けることにより新しく生まれ変わることができるといわれる。

 

暗い道を照らす
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お灯明と祠。水の神様竜神様をお祭りしてある。
後もう少し

 

一般成人で約15分ほどで周回できる。思わず「ありえねー!」と口にするほどの場所の連続だが巡り終わって戻ってくるとなんとなく生まれ変われたような心地。

 

しかしこのようなものを生み出す自然の造形はすごい。磐と磐の持ち合いだが阪神大震災のときもびくともしなかったという。