万葉線

JR能町駅から歩いて5分ほどのところに万葉線能町駅(停留所?)がある。午後3時を回っていたがこれから万葉線全線乗車をめざす。

 

新能町から越ノ潟行きに乗る
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電車はほぼ15分間隔で運行されていてしばらく待つ。やってきたのは7073「アニマル電車」である。アイトラムが主力となった現在昭和を感じさせるレトロチックな脇役である。
きょうは祝日。土日祝日には車内アナウンスが当地出身の落語家立川志の輔氏の声による案内である。駅名はもとより沿線の名所風物などを飄々とした語り口で話し続ける。志の輔氏自身の子供のころの思い出だの出身高校だのローカルな話題も入り聞いていて高岡がどんな町かガッテンする。

 

六渡寺で対向車を撮る。
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現在万葉線として一元的に運行されているが、厳密には高岡駅前から六渡寺までが高岡軌道線、六渡寺から越ノ潟までを新湊港線と分けられている。新湊港線は元来富山地方鉄道射水線といわれた路線の残存区間でかつて二つの線により港の対岸にある富山市まで一本のレールでつながっていた。だからこの六渡寺(旧称新湊)は接続駅だったのである。
ここで交換するがなぜかこの駅では右側進行である。

 

越ノ潟終点
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片面ホームひとつの小さな駅。すぐ隣に県営フェリーの発着場があり無料で対岸へ渡れる。
電車は3分後には引き返していく。行く電車を見送り少し歩いた。

 

隣の海王丸駅から乗車
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戻りの電車はアイトラム。また途中で降りたのだが快適でもっと乗っていたかった。

 

夕闇迫るころ
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市民病院前で。この区間では複線だが高岡駅に近づくと再び単線になる。ただし何箇所か待避所がありそこで交換するようになっている。これを定時運行確保するのは楽ではないように思った。

 

高岡駅前着
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最後はまた7073にめぐり合う。ここも単線ホーム一本。ゆとりあるダイヤを組みにくかろう。帰りのJR列車の到着時刻も迫っている、急がねば。

 

5枚目6枚目でフラッシュは使っておりません。
2010.9.20撮