四国鉄道文化館

伊予西条は「新幹線の生みの親」といわれる第4代国鉄総裁十河信二の出身校のある町で、彼の業績を記念して2007年11月駅の前に「十河信二記念館」が建てられた。同時にそれに隣接して「四国鉄道文化館」「観光交流センター」も建てられあわせて3館で「鉄道歴史パークin SAIJO」が形成される。その中で四国初の本格的鉄道博物館となった「四国鉄道文化館」に立ち寄った。

 

建物は伊予西条駅ホームから見える
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ただし駅から直接は入館できずいったん改札を出てまず「十河信二記念館」で入館料を払う必要がある。入館料大人300円。鉄道切符のような入館券がもらえる。

 

建物前景
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十河の胸像の後ろに建てられ幾何学的な窓配置がきれいな木造建築である。日本ナショナルトラストが設立し運営は西条市に委託されている。記念館で買った入館券を当館入り口で見せると鋏を入れてもらえる。靴をスリッパに履き替えて中に入る。床がフローリングでアットホームな感じ。

 

その中は
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新幹線0系先頭部のカットボディーと四国内で活躍していたDF50 1号機実物が展示されている。どちらも運転室内への立ち入りが自由に出来る。0系は客室の一部も残され室内で案内ビデオが上映される。DF50は今もJR四国に車籍があり自力運行が可能である。このほか国鉄時代の四国関連の鉄道部品や写真が展示されNゲージレイアウトもある。

 

DF50が置かれている線路は館外へ伸びJRの線路と繋がっている。いつの日か0系の置かれている線路が「四国新幹線」の線路と繋がるように天国の十河は見守っていることであろう。

 

2011.3.21訪問