リニア・鉄道館行ってきました

今回の主目的はこの3月14日に開業したばかりのリニア・鉄道館へ行くことだった。出来て間もない時期の春休み最後の日曜日ということで混雑は覚悟の上だった。

 

名古屋からはあおなみ線で終点金城埠頭まで320円

 

金城埠頭に到着した電車から見たリニア・鉄道館。
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リニア車両をイメージした形状だろうか

 

駅から徒歩2分、やはり入り口前で大勢の人が待つている。券売機で入場券を買うための列であった。10分ほど待った。入館料おとな1000円。エントランスで券を提示して中へ入ると。

 

アスリート達の出迎え
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各時代に世界最高時速を樹立した車両たち。狭軌蒸機で129km/hのC62、新幹線で443km/hの955形、リニア実験線で581km/hのMLX01-1の3台が並ぶ。続いて

 

歴代の花形車両勢ぞろい
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新幹線と在来線あわせて19両がならぶ。新幹線300系も博物館入りする時代になったかと感無量。0系、100系の食堂車も懐かしく色を添える。蒸気動車はここでしか見られず貴重。わたしが一番印象深かったのは70年以上前モハ1やクモハ12のような地味で無骨な形の電車ばかりの中へクモハ52が登場したときの人々の驚きは新幹線が出来たにも匹敵するほどのものだったのではなかったか。
ところでここにある車両の多くが佐久間レールウェイパークから移設されたものだが佐久間にあったED62はどこへ行ったのだろう?

 

さらに奥には
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花形とまではいわないが名バイプレーヤーとして活躍してきた車両が並ぶ。特に各種のグリーン車、A寝台車さらに新幹線のビュフェ車などが内装がそのままに保存されている。内部に立ち入りは出来ないが旅の楽しさを演出するような車両たちで見る人を思い出に浸らせてくれる。

 

楽しみはほかにも
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新幹線や在来線の運転・車掌のシミュレーターがある。これは在来線運転のもの。利用にはそれぞれ別料金が必要。それでも人気が高いらしくエントランスで抽選に応募して当選者だけができるシステム。わたしは時間が限られていたので棄権。

 

模型ジオラマ
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HOゲージの壮大なパノラマが部屋いっぱいに広がる。「鉄道の24時間」を見て楽しめる。これにも見学するのに長い列が出来ている。ただし後ろのほうからちょっとだけ覗くのは待たなくてもよい。わたしはそこから手を伸ばしてこの写真を撮った。

 

館外には
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小さなSLと117系電車が置いてある。117系といえばまだ大半が現役で走っているしここに持ってくるのは早いのではないかとも思えたが子ども達には親しみの持てる存在のようだ。車内に立ち入りでき休憩室として開放されている。車内で食事をしている家族も多かった。

 

2階にも展示があり国鉄バス1号車や新幹線誕生への歴史などが示されている。四国でもみた十河信二の功績がここにもあった。

 

佐久間においてあった頃とは見違えるようなきわめて良好な保存状態で各車並べてあり開館への並々ならぬ準備に敬意を表する。入館者は節度ある態度で展示物に接し本館が末永く続くことに協力したいと思う。あっという間に時間が経った。

 

2011.4.3入館