名鉄ミュースカイ乗車記

セントレアまでの行きはゆっくりと楽しんだが、帰りはノンストップのミュースカイの高速ぶりを味わってみることにした。特急のさらに上級種別、どんなに速いのだか。

 

中部国際空港ミューチケットを購入して専用の乗り場1番線へ向かうともう入線していた。
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これが16時37分発新鵜沼行きとなる。ガラス越しにご対面。前にも書いたがこの乗り場で車両の前面を撮るのは難しくこんな写真を撮るのがやっと。駅構造上の理由は理解できるがたとえば親子連れが乗車前に記念写真撮りしたりできない。子供にはちょっと残念だろう。
蛇足① 新鵜沼という駅名//名鉄ではもともと旧国鉄(JR)駅との並立駅の名称に「新」をつけていたが、中部国際空港開業時にこのうち新名古屋新岐阜・新一宮は名鉄名古屋名鉄岐阜名鉄一宮に改称された。だが新鵜沼新可児はいまだに従来のままである。なぜなのだろうか。

 

そんなわけで始発駅で写真が撮れなかった。仕方ないので
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はい、これがミュースカイ2000系ですね。行きに西ノ口駅で待避停車中に見た岐阜行きと留置中の2000系同士の並び。今まで名鉄車両といえば大なり小なり赤色を身に纏っていてそれがシンボルカラーと思われていたのが青色の登場でイメージの打破となった。海に浮かぶ空港のために海をイメージしたカラーとしたそうだ。そういえばJR西日本281系はるかと相通ずるものがあるような…。さらに言えば特急用2200系の色合いはJR東日本E259系NEXと似てますね。
蛇足② 元来名鉄の車両は雨どいが高い位置にある特徴があったがこの車両にいたっては雨どいが見当たらない。もちろん側板と屋根の継ぎ目にそれに相当するものがあるのだが、その理由は? この車両には曲線通過高速化のために車体傾斜装置が取り付けれている。他系列車にくらべて傾斜が大きいため雨水を逃がしにくいよう考案されたのだろうか。

 

車内とミューチケット
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列車は4両編成で全席座席指定。発車20分ほど前に券売機でチケットを買ったが日も当たらず風景も楽しめるよい席にあたった。これならそんなに込まないだろうと思っていたら発車間近になって続々乗り込んできてほぼ満席となった。私の隣席も埋まった。ミューチケットは前の座席の背部にチケットホルダーがあってそこに差し込んでおけば検札がスムーズに済ませられる。座席もゆったりして心地よい。その座席の背もたれの縁に角のような突起が付いているのだがそれが取っ手なのか荷物掛けなのか悩んだ。実は空港滞在中に生ビールを一杯飲み干したせいもあり他愛無いことを考えていると眠気を催してきた。大野町通過までは覚えているのだがその後はわからない。そして目覚めたのは神宮前到着予告のアナウンスによってだった。え~~、もう! せっかくの乗車は夢見心地の中であっという間であった。

 

2011.5.5乗車