筑豊本線原田線

甘木鉄道を降りあとは博多へ戻るだけなのだが、帰りの新幹線の出発には少し時間がある。基山~博多間は福岡近郊区間相互発着である。つまり重複・途中下車しない限り域内どのような経路でも最短距離の切符でよいというルールが適用される。そこで原田から筑豊篠栗線経由で博多へ向かうことにした。

 

基山から二つ目が原田
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鹿児島本線には待避設備もあり、下り普通鳥栖行きがかもめ通過を待っている。

 

しかし筑豊本線ホームは行き止まり線1本だけである。
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桂川から来た本駅どまり普通が到着。キハ31 7単行のワンマン運転である。これが折り返し17:18発桂川行きとなる。この区間筑豊本線の一端であるにもかかわらず折尾・直方方面からの直通はなく気動車1両の閉じ込め運用で平時一日8本ほどしかない。

 

キハ31は国鉄末期に九州地区の旧型気動車置き換え用として投入された車両だが20両ほどの小世帯のため乗れる機会は少ない。車内は2+1の転換クロスシートとなっていてゆったりしている。一度乗りたいと思っていた車両だ。ここで乗れるとは思わぬ巡りあいだった。しかし発車してまもなく雨足が強くなり車窓は見通せず。

 

原田を出てまもなく西鉄線を跨ぎ西鉄筑紫駅が見えるがJR側に駅はない。平坦で比較的直線区間を進み一つ目の筑前山家に着く。

 

筑前山家の駅前に
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こんなものが置いてある! 西鉄北九州市内線に走っていた車両ではないか。しかも本線と北方線のものが1台ずつ。予期せぬ発見に雨の中咄嗟にシャッターを切ったため不鮮明で申し訳ないが間違いない。

 

ここから冷水峠越えに差し掛かり線路は上り坂になりトンネルをくぐる。SLの時代は難所だったところだ。トンネルを抜け左方向へカーブ。

 

山間の中にある筑前内野駅
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周囲に人気はなくひっそりした無人

 

筑前内野を出るとゆっくりと下り坂となりそのまま上穂波

 

上穂波駅名表
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この駅を出ると民家が見え始め町に近づいていく。やがて篠栗線の線路が近寄ってきて

 

17:46桂川
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隣には博多から来た普通新飯塚行きが入ってきた。415系、まだ残っていたのか。
ともに旧国鉄型、これからも健在なることを…。

 

そしてこのあと
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17:50発快速博多行きの817系に乗る。初めて乗った新しい車両だが座席素材の一部に木を使用してあるとどこか柔らかい感触がある。
日が暮れて車窓も暗くなってきたので撮影はここまでとした。

 

2011.9.19乗車