16番自作 ペーパー製オハネフ13

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今までも国鉄型客車はいくつも作っているが、極言すればどの形式も同じような車体で窓配置の変化だけの妙味といえるが、10系B寝台車は特異な形態でちょっと手応えある車両といえよう。その中でもオハネフ13というのはマイナーな形式である。相手に不足はない。
車体は廃品の白ボール紙から窓抜きした。工作はやさしかったが強度的には今ひとつ。窓枠を銀色にする車両の場合普通は車体塗装後別に塗った窓枠部を後から張り合わせるのだが今回は強度的に不安だったのではじめから張り合わせて後から面相筆で銀色を入れた。
オハ41を作ったときに余った深屋根の屋根板はどうしたか? この車両に使った。ただキットに入っていた屋根板は幅35mmになっていて10系寝台車に使うには狭い。そこでひとまず真ん中で切ってその間に2mm厚の角材を挟んでさらに裾を削って整形した。
クーラーはAU13だが、オロハネ10を作ったときに買ったエコーモデル製品が5個余っていたので流用。
しかし全部で9個必要なので残りは角材からそれらしく作って既製品と交互に並べた。
10系客車の特徴である窓上の庇は0,3mm真鍮線を曲げて作る。きれいな形にするのは難しい。貼り付けはエポキシで行うがはみ出てしまうのは免れない。乾いてからはみ出た接着剤をこすって取る。
室内灯と尾灯をつけた。尾灯はデッキ側のみとしたが狭いデッキ部にライトを取り付けるのも手がかかる。そのうえ後から客用扉に窓ガラスを貼り付けるのにまた一苦労。
床下器具は手持ちの客車用のもので間に合わせた。寝台車にしては水タンクが小さいのだが目をつぶる。
同じ客車であるがオハ41とは色も違い車体塗装は別々にしなければならなかった。上述のように細部でずいぶん手間取り、10日ほど遅れて完成。

 

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先に作った10系客車の最後尾につないで走らせている。