近鉄内部・八王子線再訪 後編

現地へ行って知ったのだが、12月25日まで期間限定で「開業100周年記念内部・八王子線1日フリー乗車券」というものを発売していて440円で両線を一日乗り放題できる。内部駅で購入して当日利用した。
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100周年という記念すべき年に廃止を取り沙汰されるのも変なものだが、これを機になんとか一人でも多くの乗客が増えて欲しいと思う。

 

その内部駅
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電車は30分毎に走っている。行きに乗った電車を見送って駅周囲を散策し次の便に乗る。

 

交換設備のある泊駅
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互いに進行方向右側へ入線する。一昨年万葉線を訪れた時も六渡寺駅が同様になっていた。
⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/d19756236/61620778.html
一見奇異に感じるが、考えてみると島式ホームの場合運転士にはこの方が後方確認に便利である。
内部からこの駅辺りまでは国道1号線と並走しており付近にショッピングモールもある。もともと内部線は旧東海道に沿って敷かれた路線で決して過疎地域ではない。なのに電車の利用者は…。

 

線路の外側にあるATS地上子
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軌間内に置くと上り下りの区分がしにくく誤作動の恐れがあるので。設備補修の特殊性を伺わせる。泊駅構内で

 

泊駅周辺で散策、食事、買い物をして来た道を戻っていった。

 

内部駅近くの民家に掲げられていたポスター
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廃止問題が表面化して沿線住民は存続を求める。しかし利用が増えたところで現状存続の理由とするには無理があるだろう。もとより他路線に比べ輸送能力が小さくその特殊性ゆえ設備の維持管理は他路線との一元化も難しい。沿線は都市近郊で一定数の人口を抱え教育機関も点在し輸送の潜在的需要がありながら十分に拾いきれなかった運行形態は早急に見直し利用しやすい路線にすることが求められている。地元四日市市は今のところ廃止に同意していない。近鉄からBRT化後の運行に助成を求められているため先送りしたいのが本音だろう。しかし少なくとも将来四日市の町特に沿線地域をどのようにしていくか明確なビジョンを同市が示すことがまず必要だ。これを示してこそ次世代につながる交通システムができるわけで、そうでないとこの問題は先へ進まないと思う。

 

全編において写真は撮影順ではありません。

 

2012.10.14撮