京阪旧3000系を見に行く

現在8000系30番台としてただ1編成残っている旧3000系特急車も車令40年を重ねて来春に引退と決まった。まだしばらくは走り続けるので切迫感はないがやはりその活躍を目のうちにとどめておこうと見に行った。

 

まずは2月に中書島で撮った写真を
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最近までこの姿で走っていた。大阪方先頭車の番号は8081である。8000系に編入前は3055でありさらに遡り新製時は3006としてデビューした。その他車番位置、ヘッドマークなどに注目。

 

ここから昨日撮影
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下り淀屋橋行き特急。橋本付近にて。
上の写真と同一車両である。車番が新製時の3006に戻されその位置も当時に倣って運転室側に戻されている。ヘッドマークもまた青地の幕式のものから当初の大型行灯式に戻されているのが分かる。登場時はスカート両サイドにジャンパ線も装備していたのだが、そこまでは言うまい。
雲ひとつない秋の好天、この辺りでは御同好の士が何人もカメラを構えておられた。
 

 

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下り淀屋橋行き特急八幡市駅通過時に上り出町柳行き普通とすれ違い。2400系も同様に昭和40年代後半の車両である。昭和テイストを感じる出会い。八幡市駅上り方の側線はあまり使われることがない。いずれ隣の淀駅に側線が完成したら撤去されるものと思われる。


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上り出町柳行き特急。墨染~藤森間にて。右カーブしながら下り坂を降りてくるいいポイントなのだが、秋の日はつるべ落とし。日が傾いてきて逆光になってしまった。京都方先頭車は3505になっている。


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中書島停車時の下り特急京都方。ここまでで疑問をお持ちの方もおられよう。現3000系に3006や3505は存在しているから重番になっているのではないか? ご心配なく、正式に改番されたのではない。あくまでも期間限定で登場時の姿に戻す試みの一環として行われているだけである。この車両の本来の番号である8531は正面左下隅に小さく記されている。なお中間車の番号変更は行われていない。
ともあれ私たち世代には今でもこの車両を3000系と呼ぶほうがしっくり来る。京阪も粋なことをしてくれる。きょうは日も暮れたのでこれでおしまい。暇を見つけてまた取りに行こう。

 

1 枚 目  2012.2.26
2~5枚目 2012.10.21 撮