梅田貨物駅営業終了

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138年の歴史を持つJR貨物梅田駅が本日営業を終了する。1960年代取り扱い貨物の量は年360万トンを超えていたが最近はその3分の1以下であったため新設の吹田貨物ターミナル駅に集約されることとなった。大阪の一等地である跡地は売却され大阪駅北側の再開発に利用される予定。

 

阪急電車が梅田に到着する手前で右側にその広い敷地が見えた。周囲に高層ビルが建ち並び商業施設がひしめく中に低くて地味な印象で時代から取り残されたようなスポットだった。東京汐留貨物駅はすでになく再開発された今日、大阪でもやはり時代の波に飲まれるように消えていくのだなとの感を強める。

 

写真は一昨年大阪ステーションシティー北側から梅田貨物駅を見たところ。その先には梅田スカイビルが見えていて高さの差が際立つ。右手前の建設中の建物の場所ももともと貨物駅の敷地であったところだが先行開発区域とされて工事が始まりグランフロント大阪として来る4月26日に開業予定である。そして今日営業終了する残りの部分14ヘクタールは今月末で廃止となったあと売却される予定だが利用方法は未定という。

 

私案:「リニア新幹線大阪駅」の用地として温存しておくほうがいいのではないか。また敷地の一部は現状のまま梅田貨物線と結んでおきここをJR西日本大阪駅の一部として整備し「はるか」、関空・紀州路快速専用ホームとして使用する。もちろんその先は地下に「なにわ筋線」を新設しJR難波・南海汐見橋とを結ぶ。こうすれば将来開業するリニア新幹線関空泉南和歌山方面との乗換えが非常にスムーズになると思う。

 

2011.8.16撮