大文字山から大津市へ

以前大文字山は登っている
⇒ 大文字山登山・その1山科毘沙門堂から入山 - awatembowの日記 (hatenadiary.com)
これは山科から銀閣寺へ抜けたものだが、大文字山は様々な径路がある。今回は逆に銀閣寺から登り大津市三井寺)に抜けてみようと思う。

 

大文字火床から京都市街を見渡す
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登山口から30分弱で火床に着く。大の字の左足の部分から南西方向を見渡したところ

 

大文字山山頂
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火床から15分ほどで到着。3等三角点がある。ここでお昼にする。
ここまでは家族連れや軽装の人も登ってくるが、その多くは来た道を引き返していく。大津へはそのまま東へ向かう道を進む。

 

5分ほどで最初の分かれ道があり山科へ降りていく道と大津への道が分かれる。「けあげ・山科へ」と書いた道標はあるが大津方向への道標はない。見落とさないようにしよう。いよいよ歩く人はいなくなる。

 

2つ目の分かれ道
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今度は比叡平へ向かう道と分かれる。二つの道が分岐してから少し先にそれぞれに行き先を書いた道標が立っているのでこれもうっかり見誤りそうで注意。また目的の道の行き先も大津とは書かれず「藤尾奥町」と書かれていることにも注意。

 

航空保安施設に行き当たる
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このような山中の人気のないところに飛行機の安全航行のための施設がある。看板には「運輸省」と記されている。もちろん中には入れない。ここから下り坂中心になりしばらくこの施設のための舗装道を進むことになる。しかし自動車など全く来ない。

 

再び山道へ
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視界が開け大津市街が見渡せるところに出るがここでまた山道に入る。写真のガードレールの継ぎ目のところが山道への入り口であり急な下り道になる。

 

石庭
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石庭と呼ばれる面白い形をした石が並ぶ広場に出る。自然の造形に目を見張る。少し休憩。

 

ここから先に分かれた舗装道をときどき横に見ながら進む。北に比叡山がよく見える。

 

また分かれ道
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右手に行くと藤尾奥町へ降りるが、まっすぐ小関峠への道を進む。

 

小関峠
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坂道を下りきると小関越えの自動車道に出合う。ここが小関峠。小関越えは逢坂山を経ずに大津市街へ入る東海道の裏道である。

        夜をこめて鳥の空音ははかるとも よに逢坂の関はゆるさじ

清少納言にこのように言い切られた藤原行成、その次に逃げ帰る時には小関越えをしたかもしれない。
自動車道を逆に進めば大津の町、京都方向へ向かう場合は自動車道をとらずに左手に出ている歩道を下がっていく。

 

大津市藤尾へ
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お寺の横、湖西道路の下へ出て人里へ。ハイキングコースはここまで。ここからさらに20分ほど歩くと京阪追分または四宮駅に出られる。

 

2013.5.5探訪