比叡山登山  その1

12月1日日曜日は冬の初日となりながらも全国的に穏やかな日であった。秋の余韻の残る休日、山に登るのもよかろう。そう思って朝から出かけた。まず目指すは京都市左京区修学院、比叡山が間近に迫る。
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その間近な比叡山へ登ろう。比叡山へは京都からも大津からも道路やケーブルカーが整備され手軽に行けるが、今日は歩いていく。川沿いの道を進む。修学院離宮の用地を示す鉄柵がずっと続く。広大な敷地であることがわかる。

 

登山道へ
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川沿いの散策路が途切れ橋を渡ってここから山道となる。その道を雲母坂(きららざか)と呼ぶ。叡山電車の900系「きらら」の名はこれにあやかったのである。

 

雲母坂はこんな道
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木立の中を抉り取って作られたような道が続く。ほとんどスキー競技のハーフパイプ状態。キツイ。雲母という名前がついているが地質はそんな黒っぽくない。

 

水飲対陣跡
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登山口から30分弱で到着。ここが比叡山頂までのほぼ中間点になる。
瓜生山、赤山禅院からの道と合流。瓜生山から赤山禅院へは9月に歩いた。

 

千種忠顕戦死碑
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陣跡からさらに10分ほど登ったところ。本道から外れたところに建つがそのまま進めば再び合流する。
建武の中興で功を立てた千種忠顕は新政崩壊後後醍醐天皇方に付き足利軍と対峙してこの地で陣を張るも戦で討死。この他には戦を偲ばせるものもなく静けさの中にある。このあたり国際会議場や同志社高校などのある京都洛北の街並みが見渡せるポイントがいくつかある。

 

つづく