華々しくお披露目された京都梅小路公園 市電ひろばの電車たちであるが現在のピカピカの姿を見るほどにこの先どうなるか気に病むのは杞憂だろうか。
梅小路公園からほぼ真北へ9kmほどのところに大宮交通公園がある。1969年京都市によって子供たちに正しい交通規則を身に着けてもらうための施設として作られた。現在京都市都市整備公社に委託運営されている。開業当初は多くの子供たちでにぎわったが、施設が老朽化し少子高齢化の進んだ現在かつての賑わいはない。いかんせん市中心部から離れており駐車場も少なくアクセスが不便なことが大きい。
ここにも京都市電の車両が2台保存されている。N電6号と1860号車である。
ここにも京都市電の車両が2台保存されている。N電6号と1860号車である。
どちらも屋根付きで内部が児童図書館として開放されている。いくらかの手入れがなされていることは認められ決して悪い状態ではない。しかし開業以来四十数年の歳月の経過は隠しようがない。梅小路の車両と見比べると痛々しさを覚える。