南海羽衣駅付近にて

都市近郊の鉄道はどこも次から次へと高架化に着手している。まず大都市のターミナル駅に始まって次第に遠方に向かって伸びていくのがパターンだ。とはいえ始発駅から10kmも走るとまだ平面を走る場所も多く残っている。そんな大都市圏の片隅にほのかなのどかさを垣間見ることができたものだ。ところが今やそのようなところも立体化の波にのまれていく。南海も例外ではない。堺市まではほぼ立体化は達成されているがその先へ行くと車窓からの風景が身近に感じ親しみを感じていた。でも今高石市内羽衣駅周辺が立体化工事進行中となっている。

 

39年前の写真
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1975.11.23 7100系の急行、羽衣駅付近で。線路に並行する細い道路から撮った。生活道路と鉄道がフラットで接近している。高い鉄柵などもなく鉄ちゃんには写真が撮りやすかった。いかんせん昔のオートカメラで走行中の電車を撮ってもこんなもの、手ぶれもしているし…。

 

現在
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2014.6.29 羽衣駅上手踏切から撮る。関西空港行きラピート通過。駅で見るよりラピートが大きく見える。その後ろには工事中の高架が立ち並ぶ。その昔上の写真を撮った道路用地が高架線になっている。もはや上のような写真は撮ることができない。高架化されたらこのようなアングルでラピートを見ることもできなくなるのだろうな。