南海高師浜線

南海には小さな支線がいくつかあるがその中でも高師浜線は羽衣~高師浜間営業距離1.5kmの最も小さな支線である。全線高石市内を走り沿線は大阪のベッドタウンになる住宅街であまり目立つ存在とは言えない。ずっと以前乗ったことがあるが記録が残っていない。改めて乗りに行った。

 

羽衣
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高師浜線の発着する3番線は本線ホームからやや離れたところに位置している。特に難波方面から来た場合乗り換えには階段も含めて距離がある。車両は2200系か2230系の2連がワンマン運転で使用される。かつて乗った日には1521形の単行だったように記憶するからずいぶん昔だ。上りのサザンやラピートなどが飛ばして通過していく横で静かに発車を待つ。羽衣駅が高架化された日にはどのように変わるのであろうか。

 

伽羅橋(きゃらばし)
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羽衣を発車した列車はしばらく本線と並走した後右に折れ高架線に入り終点まで続く。伽羅橋は線内唯一の途中駅で単線の無人駅。ホームは4両以上停まれる長さだが2連の列車は出入り口の前にチョコンと停まる。無人駅ながら出改札機は設置されICカードにも対応している。たまたま私と一緒に降車した乗客が持っていたICカードの不具合?で改札機が閉まったがインターホンで本線職員が応対して磁気データ確認後通していた。
駅周辺には数件の小さな飲食店と児童公園があるのみ。

 

高師浜(たかしのはま)
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羽衣から4分で到着。ここも単線のホーム。もう1線引けるような構造だが必要はなさそう。5分ほど停車して引き返していく。
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駅舎はレトロだがどこか温かみがある。もともと地平を走っていた同線が高架化される際この駅舎も建て替えられる予定だったのが沿線住民の要望で残されたという。駅前には小さな花壇もあり街並みに溶け込んでいる。訪問時駅員がいたが無配置の時もあるようだ。

 

2014.6.29乗車 撮