1.25 近鉄つどい乗車

快適なしまかぜをあえて伊勢市で下車してしまったのは理由がある。といっても伊勢神宮参拝ではない。約20分後に当駅始発の観光列車つどいに乗車するためだ。

 

伊勢市駅ホームの案内板
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ホーム中ほどにある案内板。つどいは3両編成で定員も限られているため乗客はこの付近で待つよう記されている。

 

12:20 入線
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明星区から回送されてきた編成がそろりとやってきた。待っていた乗客たちのカメラの出迎えを受ける。3月31日までの土日祝および学休期間のみ運行、料金一律300円、定員80名ただし座席の指定なし。外観からお分かりのように一般車からの改造である。
12:22 発車。

 

座席スペース
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3号車(賢島向き先頭車)全室と2号車の一部、1号車半室に80席座席が置かれている。すべて窓向きで窓際にはテーブルが取り付けられ、飲食しながら風景を楽しむ趣向となっている。3号車前方に席を取った。

 

子ども運転台
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3号車の運転室すぐ後ろに子供のための疑似運転台がある。傍に掛けられた子供用の制服・制帽を着用して運転士気分に浸れるようにしてある。ひっきりなしに子供が訪れ、わずかの合間に撮影した。

 

イベントスペース
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2号車はバーカウンター、特産品の展示販売スペースそして車いすスペースとなっており総じてイベントスペースと称している。鳥羽を過ぎてから志摩の食材を使った一品のふるまいが行われる。この日はウツボの唐揚げが出された。先にバーカウンターで購入した寿司とともに車窓を見ながら味わった。

 

風のあそびば
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最後尾1号車の後ろ半分は「風のあそびば」と称するキッズスペースとなっている。客用扉だった部分をガラス張りとしスリットから風が吹き抜けるようになっているところからその名がつけられた。最初賑わっていたが冬場には少し寒いのかいつの間にか人気がなくなった。
出発から約50分後鵜方に到着。同駅下車

 

酒やつまみを提供する一方でキッズルームも設けるなど老若男女だれでも自由に集える列車をという意図を感じるが、特定の乗客層に絞らないことはしまかぜのややハイクラスな乗客を狙ったのとは対照的である。