京都 大尾山

連休週間に入った。被災地の方は大変な思いをされているが、一方であちこち出かける方も多いであろう。5月1日、新緑の候となり五月晴れとなった。山登りにはうってつけの日だ。さあ行こう。

 

比叡連山の北端に位置し大原の東にそびえる大尾山に登ってみる。行き帰りコースを変えようと思う。大原へは京都市内各所から京都バスが頻発している。これで終点の3つ手前、野村別れで下車。東へ伸びる細い道を登っていくと

 

登山口
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水井山登山口とあるが仰木峠というところを経由して行く道であり、同峠から南へ行くと水井山へ至る。今回は峠を北に進む。
水井山登山の記録
⇒ 横高山・水井山 - awatembowの日記 (hatenadiary.com)

 

仰木峠
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登山開始から45分ほどで到着。少し休憩。ここで道は四方に伸びているが「大尾山」と書かれた道標の示す北へと進む。急な上り坂になる。

 

小野山
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仰木峠から山頂への中間に標高671mの小峠がある。ガイドブックには「小野山」と書かれているがそれを示すものは何もない。ただコースポイントの番号が記された表示のみ。木立に囲まれ展望は全く利かない。通過。

 

大尾山山頂
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開始から2時間弱で到着。標高681m、比叡山は無論横高、水井両山よりも低い。ちょうど正午を回ったところなので昼食にする。人気はなし。見通しもあまり利かないがここから少し下ったところに分かれ道がありその先に展望台があり比良山系から大津方面への景色が広がる。この山の名前は「大尾(だいび)山」としてよく知られているが「童髯(どうぜん)山」とか「梶山」と呼ばれることもある。ここでも道が分かれているが「三千院」という表示の出ているのに従う。

 

急斜面、渡渉の道
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少し下ると立札があり、この先の道は沢沿いになるので注意を呼び掛けている。確かに凄い悪路で川を渡り岩場を越え倒木を跨ぐことの連続で道がわからなくなっているところもあった。それでも川のせせらぎや鳥の鳴き声、川辺に咲いた可憐な花に心洗われる思いにもなった。

 

音無の滝
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この滝の上流から急斜面を降りると滝つぼの前に広場があるのが見えてくる。ここまで来るともう山道は終わり。普段着でも歩ける散策路になる。

 

山からの出口
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ここを出れば大原の里に入る。三千院はじめいくつもの寺院が並ぶ門前町の風情である。どこか寺を参拝して疲れた体を休めるのもよいだろう。大原のバスターミナルも近い。