16番 ペーパーキットサハ48製作

身の回りがあわただしくてこの1年以上鉄道模型に接していなかった。ここまで20年以上ほぼ毎年多かれ少なかれ何か作ってきたがこのままでは今年は製作0になりそうだった。そんな矢先何気なくヤフーオークション鉄道模型を開いたらロコモデル製サハ48ペーパーキットが安く出品されていて入札なしだった。ダメもとで入札したら競合もなく底値で落札、入金すれば程なく送られてきた。たった1両とはいえ思わず制作意欲が再燃することとなったのであった。

 

キット内容
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今は無きロコモデルの製品。30年以上前のものと思われるが元箱に入っていて内容の欠損もなく完品だった。元箱に「サハ48 合の子」と書かれており、プロトタイプは半流モハ43編成の広窓形付随車である。ロコモデルのキットはあらかじめ窓が張られており仕掛品ではない。ガラス板・貫通幌まで入っているのは少しうれしかった。

 

では組立開始、車体組立
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側板や妻板に角材を貼り付け接着して車体を起こす。この後床板寸法合わせと屋根板取付とを行う。

 

下塗りとパテ止め
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サーフェ―サーを吹き付けパテで継目の小さなフシ穴を埋めていく。その後雨樋、扉下の沓摺、妻板目止めなどの細い紙部品を貼り付ける。その後もう一度サーフェ―サーをかけ荒研ぎののち全体に水研ぎ、粗目から次第に細目で研ぎなおす。私は計4度行う。

 

下回り取付
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寸法を合わせた床板にセンターピンと床下機器を取り付けてクレオスのジャーマングレイを塗る。今回下回り部品も特に買わずありあわせの手持ち部品だけで済ませた。

 

完成
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いよいよ上回りも塗装である。実車は戦後の一時期横須賀線で使用されスカ色に塗られていたのでそれに合わせた。塗装したベンチレター、貫通幌、室内灯、ガラス板を貼り付け出来上がり。

 

今までにためたストックのおかげで本体以外パーツや機材などへの出費は皆無だった。連結相手の車両はすでに何台もある。久々の模型工作に腕が鳴ったが、たった1両で十分楽しめた。この歳になると編成単位で何両も作ろうなどという余裕も気力もさすがにない。また手ごろな出物があればチャレンジしよう。

 

10月18日完成