近鉄吉野線 青の交響曲乗車

台風22号が関西に接近し大雨模様となった10月29日、風雨を押して奈良県吉野へと出かけた。それというのもなかなか取れなかった特急「青の交響曲」の指定席がこの日の便でやっと取れたからだ。これを逃せば次に取れるのはいつか分からない。キャンセルするのは何とも惜しい、鉄魂が燃えたのであった。

 

乗るのは吉野16時4分発の上り便
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下り便として15時26分に吉野に到着、車内整備のため発車10分前まで車内に入れないがホーム立ち入りは自由のため撮影にいそしむ。列車は3両編成、定員は他の特急に比べ少なく60人余ほどしかない。となりホームに一つ先や一つ後の特急が入線し並びを撮ることもできた。やがて乗車の時刻となる。

 

客席(1,3号車)
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緑基調のゆったりした2+1の座席が並ぶ。クラシカルなムードは今までの近鉄特急にはなかったものだ。車内3か所にテーブルが備えられて向かい合わせとなったサロン席もあるがこの席はネット予約では取れない。特に他の席と区切られているわけではないので一般席でも十分寛げる。私たちは後尾の3号車だった。

 

ラウンジ車(2号車)
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1両すべてがフリースペースのラウンジになっていて飲食ができるようになっている。車内限定のケーキセット、奈良の地酒の利き酒セットなど趣向を凝らしたメニューが揃えられている。とはいえ乗車時間は1時間20分ほどと限られているので本格的な食事などはない。

 

ハイドン交響曲「時計」第2楽章のメロディーが流れて発車。吉野線区間は単線で勾配曲線が続くのでゆっくりと走る。利き酒でほろ酔い気分ともなれば特急だからといって飛ばしてくれなくてもよいと思う。しかし南大阪線に入り尺土を過ぎると終点阿部野橋までノンストップ。大阪府に入ると家屋が立ち並ぶ中を飛ばしていく。街並みの明かりが広がればあべのハルカスの長身が目に見えてきてもう終点が近いことを教える。終点のアナウンスが流れ阿部野橋到着。あっという間の1時間18分だった。高級感にもう少し浸っていたい気持ちだった。