16番 小高キット改造阪神3561

今年に入ってから作り始めたHO車両がこのたび完成した。
 
今回の新車は阪神の往年の特急車3561型2連。
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実車はご承知のように阪神伝説の初の新性能クロスシート車3011系を前面貫通化ロングシート化、昇圧対応化して赤胴他系列車と共通化したものである。ファン的には登場時の原型3011系の人気が高いところだがあえてあまり人が作らないであろう3561をモデル化した。とはいえまだ3011の面影の残る第一次改造時の姿(昭和40年代前半、2扉、グロベン)とした。

 

今回も小高のペーパーキット改造で作った。
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種車は窓周り寸法が近いことからモハ152のキットを使ったが細部が若干異なるためスケールより幾分ショートになった。前面や乗務員扉自作、幕板を少しカット、屋根板を旧型客車用に交換などが必要だった。

 

車体組み立てと下塗り
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これといった特徴のない車体であり現在活躍中の阪神の車両とはかなり趣が違うのでこれを「阪神電車だ」と思える人はあまりいないのではないか。私自身この時点では阪神らしさがないなと思っていた。また電車製作時はいつもだが屋上機器の配置については資料が少なく苦労する。

 

まあ一筋縄ではいかなかったが何とか収まりがつき色を塗れば阪神に思えてきた。実車は4編成ありそのうち1編成はこのような2連で当時西大阪特急としてよく使われていたようだ(今の快速急行の前身?)。そのイメージを描いて作っていった。
 
これで関西5私鉄の往年の特急車を2連単位でほぼ20年かけて一通りできた。
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当方模型制作意欲はまだ衰えてはいないものの当初に比べて目が遠くなってきたしこのようなものを大量に残せばいずれ家族が困るかもしれないだろうし、模型鉄もこれで終活しなければならないかなと思いつつある。一堂に並べられるのも今のうち? 

 

2019.6.3完成