昭和38年 京成千葉(現千葉中央)駅の写真

今は一支線的な存在の京成千葉線だが往時は国鉄総武本線の向こうを張る京葉間のメインルートである時期があった。現在千葉中央駅を名乗るこの駅は当時京成千葉と呼ばれていた。現在の京成千葉駅はかつては国鉄千葉駅前駅と呼ばれていたので混乱されないようお願いする。

 

イメージ 1

地上にある終着駅。ここで引き返して上り列車となる。昔はここから上野への直通便が走っていた。
撮影者は勝手にホームから下りて撮ったようだが往時はその辺おおらかだったし時効ということでお許しを願いたい。 
ここへ新京成車の乗り入れやちはら線ができるのはもっとずっと後のこと。

 

イメージ 2

終端部を見たところ。今はこの先にちはら線が延びているが当時は引き返し線で行き止まりだった。併走する国鉄線(房総東線・現外房線)は千葉から先はまったく非電化でDC王国だった。ヘッドマークは読み取れないが走っていくのは準急列車のようである。このときは58系DCが真新しく見える。

 

1963.10.20撮 フィルムの経年変化による劣化のあることをご了承ください