碓氷峠鉄道文化むら

軽井沢から横川行きのバスに乗り鉄道文化むらを見に行った。

 

信越線横軽区間廃止後、横川にあった機関区の広大な跡地を利用してこの峠越えに関連した鉄道施設を中心にした展示館として開園した。
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検車庫だった建物からEF63が顔をのぞかせ歓迎してくれる。

 

中に入ると
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機械のにおい漂う中にさらにいくつかの車両が保存されている。EF63の前任だったED42もある。アプト式路線だったころの主務機である。ロッドのある動輪やアプト区間で用いる第3軌条の集電子などの特徴に注目する。

 

建物を出て野外展示スペースへ
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山を背にして茶色塗装を並べると渋い雰囲気だ。
いくつもの懐かしい機関車が並んであるがやはりEF62、63の展示が多い。その中でそれぞれのトップナンバーが旧塗装に戻されている。

 

昭和40年代の主力車両
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機関車の色も青系統に変わり近代化が進んだ。未電化区間気動車が投入され無煙化が進んだ。
ちょっと車体の傷みが気になったが。

 

旧型客車
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これは珍しいオハユニ61.実物を見たときのことを思い出した。
→ https://blogs.yahoo.co.jp/d19756236/53000798.html
展示車両群の中ではこの車両の保存状態が良好に思った。
さてひとまず入り口のほうへ戻ろう。

 

ロッコ
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横軽間の旧線路敷の一部を利用してトロッコが運行されている。かつての急勾配のイメージを堪能できる。また園内にはこれとは別に園内一周するミニ鉄道も運行されている。

 

丸山変電所跡
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かつて勾配区間の運行に求められる多大な電力を供給していた変電所。ここにトロッコの中間駅「まるやま」があるが、さらにその先文化むら開設後新たに作られた休憩所「峠の湯」まで乗った。
もちろん復路もトロッコ利用はできるが、帰りはやはり旧線路敷を利用して作られた散策路「アプトの道」を歩いて戻ってきた。夏の暑さを感じさせない心地よいウォーキングだった。

 

2019.7.27訪問