きょうは宵宵山

イメージ 1

きょうは祇園祭宵山。週末が重なった上、梅雨明けを思わせるような天候にも恵まれて人出も多かろう。祇園祭がすむと京都は本格的な夏となる。

京都で一番有名な祭りではあるが、どこでやっているのか意外と知られていないのではないか。電車で京都の中心四条河原町に降り立って見ても鉾も山も見当たらない。そこから歩行者天国になる四条通を西へ行くことになるのであるがこれがえらい混雑でなかなか進まない。歩けど歩けど鉾が見えない。大丸を過ぎてやっと長刀鉾を見たときにはかなり体力消耗。この先烏丸通りを越えたところにいくつも鉾や山が立っていると聞いた時にはすでに戦意喪失、特に子供連れだと子供はぐずりだす。時間はもう10時近く。肝心な月鉾や鶏鉾などの優雅なゴブランも見届けられぬまますごすご帰宅ということになる。

考えれば祇園祭はそもそも烏丸の西に位置する室町や新町の繊維問屋に従事する町衆のお祭りだからその近辺に山鉾が立つのは道理。その関係者で無ければ日ごろ訪れることも無いところで「へえこんなところでやっているのか」と驚くような場所である。私も未だにその辺の地理が不案内でどこに何鉾があるかなんてよく知らない。京都人でもそんなものではないかな。