京都市左京区一乗寺の山裾には曼殊院、狸谷不動尊、詩仙堂などの名刹が並ぶがその南手に金福寺(こんぷくじ)という小さな寺がある。現在臨済宗南禅寺派という禅宗に属していて一般拝観可能である。

受付で拝観料を支払うが係の人が見当たらなければ横にある木鐸を木槌でたたいて呼ぶ。静かな佇まいで中に入ると庭園が広がる。

この寺は松尾芭蕉と与謝蕪村という2大俳人が訪ねてきたといわれる俳句に縁ある寺である。与謝蕪村の墓もここにある。

芭蕉庵から石段を登ったところに蕪村の墓がある。

耳目肺腸ここに玉巻く芭蕉庵

市バス5系統 一乗寺下り松町下車 東へ徒歩10分
2025.9.16参拝