2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

七時間半

1960年に雑誌に連載された喜劇作家獅子文六の小説の文庫本化である。舞台は当時東京~大阪を七時間半かけて走っていた特急列車ちどりの特に食堂車周辺の模様を描いている。実相の1960年といえば現首相安倍晋三氏の祖父に当たる岸信介が首相だった時代で、鉄…

最近阪急電車に乗って感じること

私は京阪沿線在住者だが阪急を利用することもしばしばある。京阪が通っていない神戸や宝塚へ行くときはもちろんだが大阪・梅田へ行くときも淀屋橋から地下鉄に一駅乗るよりはわざわざ河原町から阪急に乗る方を選ぶ。その理由は阪急電車の雰囲気に浸りたいと…

限りなく8に近いS(大回り乗車) 下

加古川で加古川線に乗り換える時中間改札を通らなければならない。手持ちの乗車券では当然通れなかった。改札員に乗車券とともにあらかじめ用意していた手書きの乗車予定表を見せて大回り乗車中である旨告げると通してもらえた。 加古川駅改札内にはセブンイ…

限りなく8に近いS(大回り乗車) 中

食べ物のことで注意を一つ。長時間の乗車になるので昼食など飲食物の携行が必要だが必ず乗車前に調達しておくこと。乗ってみてわかったが構内に売店のある駅は少なくあっても限られた乗り換え時間内に買えるか保証はない。奈良駅のような大きな駅に構内売店…

限りなく8に近いS(大回り乗車) 上

JR西日本の大阪近郊区間相互間は同日内なら経路を問わずその最短距離の運賃を適用するとなっておりいわゆる大回り乗車を楽しむことができる。そのルートはいろいろ考えられるが大阪府以東の地域から兵庫県を組み入れて回ろうと思うと(あるいは逆に兵庫県か…

高須輪中地域への旅 その3 海津市コミュニティバス 後編

歴史民俗資料館で 古来度重なる水害に見舞われてきた高須輪中を明治になって大規模な河川の付け替えを図り土地の干拓を行って肥沃な土地に生まれ変わらせた経緯を説明、展示している。明治初期と現在の地形図を見比べてその変化を知ることができる。 こんな…

高須輪中地域への旅 その2 海津市コミュニティバス 前編

立田大橋は広く平坦で見通しもよい。歩いてもモノの10分で渡り切れるだろうなんて高をくくっていたらとんでもない、二つの大河を渡る長い橋で普通に歩いて20分かかる。やっとのことで渡り切ったのは正午を20分以上過ぎていた。そこには 国営木曽三川公園 道…