きょうは京阪洛楽を

京阪では行楽シーズンである10・11月の土休日は秋の特別ダイヤで運行している。先日掲出した「おうじちゃま」もその一環であるが、もう一つ普段運転されない快速特急「洛楽」がある。京都へ向かう観光客のため京橋から七條までノンストップとし8000系で運行される。午前中は上り午後は下りで各日5往復運行されている。上りの4本目のものを撮った。
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淀-中書島間で
この車両の表示幕はまだLED化されていないので写真でもきちんと読み取れるのがありがたい。ノンストップの表示が誇らしげだ。この前に走った3本にはそれぞれ比叡山、鞍馬貴船、大原への連絡と銘打ってHMがつけられていたのだが早起きできず逃してしまった。でも8000系デビュー25周年の副標がつけられていた。

 

現在特急が停まる枚方市・樟葉・中書島丹波橋に停まらないので快速特急の名相応なのであるが、かつては特急すべてが停まらなかったのだから特急の名も軽くなったものである。京阪電車の特急といえどもそこには非日常的空間があった。沿線住民といえどもあまり乗れない少しぜいたくな乗り物という感覚があったのだが今の特急にそのようなものはもはや望むべくもない。昔と今でどちらがいいというものではないけれどその昔の特急の雰囲気を少しでも味わえる列車がたまにあってもいい。