初代カローラレビン

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TE27とよばれるこの形が売り出されたのが1972年だからもう34年前になる。カローラといえば販売台数世界一にもなったこともある大衆車であるが、スポーツタイプのクーペも作られていた。今から見ればどこがスポーツタイプなんだという様相だがエンジンをセリカ1600GTと同じモノを乗せたというだけで速そうなクルマと感じたものだ。樹脂製オーバーフェンダーも標準で取り付けられてみんな太いタイヤをつけて「これはカローラじゃないんだぞ」という自己主張が感じ取れる。グリルの一部も樹脂製になっているがバンパーは相変わらずクロムメッキというのもご愛嬌に見える。でも電車でたとえたら103系に183系の主電動機をつけて台車をDT32にして2扉にしたところでこれを特急形と認める人はだれもいないだろうねえ。なんという中途半端で使い勝手の悪い車両だと思われるだけだよね。カローラカローラとして日本の大衆車市場に君臨していればそれでいいんじゃないの。すでにカローラそのものが製造中止されたけど後釜のVITZなどにスポーツクーペなんてないのはそのような理由ではないかな。

 

先日岐阜県穂積市の路上で発見しました。