伊賀鉄道

近鉄伊賀線時代に幾度か訪問している
近鉄伊賀線再訪 - awatembowの日記 (hatenadiary.com)
伊賀鉄道となっても車両は旧来の860系が引き続き使われていたが、昨年も東急から1000系を譲り受けて100系としてデビューした。近いうちにすべて置き換わるだろう。余命迫る860系を見たくて今回また訪れた。聞くところによると同系が編成ごとに塗色が変えられていて歴代の近鉄色が見られるそうな。これはみもの。既報の通りアプローチは近鉄大阪線伊賀神戸からとした。

 

深緑色 862編成 上野市にて
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古くはこの色だったと言うが私は知らない。だが緑一色塗りは戦後間もないころまで各地の大手私鉄で見られた標準色だっただけに郷愁を感じる色ではある。

 

マルーン一色塗り 863編成 伊賀神戸にて
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奈良・京都線を走っていた820系のころはまさにこの色で懐かしく思う。820にはやはり銀帯があるほうがりりしい。車内もその当時とあまり変わっていなかった。

 

現一般車色 867編成 上野市にて
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平成になってからこの色に変わっていった。近鉄全車両を塗り替えるのは時間がかかるだろうと思ったが2年くらいのうちに瞬く間に変わっていった。ところが一番新しいカラーであるこの編成が現在休車となっているのは皮肉である。

 

くのいち忍者塗りそして新鋭100系と並んで 上野市にて
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忍者の里伊賀を走る電車として親しまれたくのいち忍者塗り。それは新形式100系にも受け継がれた。親会社の近鉄にはもはや伊賀線に送るような18m中型車は存在しないので遠く東急からの購入となった。中古とはいえステンレス車体、VVVF制御に加え当地で内装をリニュウアルして新車と見まがうばかり。今や地方でもこのくらいのレベルが求められる。860系あと少しの活躍と思うがよい後継者を見て安心しているようだ。