近鉄養老線再訪・その2

昨日の記事の続編である。話題はやはり近鉄養老線だが、きょうはふと気付いた取るに足らないことを書き綴ることにする。

 


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大半の車両がマルーン一色に変えられているが、まだ近鉄一般色のものも残っている。この601-551-501の編成もそうである。中間の551にはトイレが設置されていてその部分には窓がない。ただし扉は施錠されていて使用できない。養老鉄道になって保守に手間取るこのような設備はどうなるのであろうか。

 


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大垣~西大垣間は工場地帯の中を走る。大手化学工場の敷地の中を通り両側に工場が見える。その部分に踏み切りがあるがそれだけみるとまるで工場の専用引込み線みたいである。入れ替え用ディーゼル機が数両のタンク貨車を引いて通り過ぎる、そんな図柄を思い浮かべる場所である。この下手にはもう一つ踏み切りがあるが一般人は通行できない。工場内の専用道路の踏み切りなのだ。そこからだと西大垣車庫内に停車している電車が見渡せると思うのだが残念ながらアプローチ不可。

 


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揖斐線にある広神戸の駅名標。神戸は「こうべ」ではなく「ごうど」と読む。近鉄にはほかに伊賀神戸と書いて「いがかんべ」と読む駅もある。こうしてみるとこうべと読むほうが特殊なように思う。さて神はGod、戸はdoor。 God door→ Go doo→ Go do と縮まっていったのか。地名英語起源説?!。そんなわけないよね。

 


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養老線は桑名~大垣間43㎞を75分前後で結ぶ。他線からやってきた中古車が2~3両でのんびり走っている。単線なので途中で列車交換の待ち合わせもある。さて桑名、大垣両駅ともJR東海に接している。東海道線名古屋から大垣の距離が44kmなので養老線と大体等しいが、JRではこの区間を新快速がほぼ30分で結ぶ。関西線でも名古屋~河原田間44,1kmを普通でも60分を切って運転している。どちらの駅でも横目でJRホームをみれば最近は新製の313系が幅を利かせていて特急並のスピードで飛ばしている。養老線は両端をJR東海に挟まれながらJR東海線ではない。近鉄がJRに奉仕しているような路線である。これでは近鉄も本腰を入れて経営したくもないのではないか。養老鉄道になった暁にはJR東海の車両に準じた高性能新型車両を導入しないと客が乗らないのでは。やはり両端をJR東海に接している愛知環状鉄道がJR313系と同型車を導入したように。