糸魚川~静岡構造線の旅・1)大糸線

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糸魚川レンガ車庫に留置中のキハ52125

朝まだ明けやらぬ糸魚川の駅に立った。さすがに寒い。なぜそんなところにいるのか。ここからが旅の始まり。日本列島の地形を二分する糸魚川・静岡構造線に沿って18切符を使い1日で縦断することにしたのだ。まずは大糸線に乗る。この線はほぼ全線にわたって構造線の上を走っている。

糸魚川南小谷 418D/420D

6時を過ぎてこの列車の改札が始まる。もう車両は止まっている。現在JR最古参気動車となったキハ52である。大糸線開通50周年記念でそれぞれ違う色に塗られた3両がある。本日運転されるのは朱色とクリーム2色の115号車だが他の2両もホームやレンガ車庫に留置されている。座席はほぼ埋まっている。時代を感じさせる車内。窓際テーブルの下に栓抜きが付いているのも懐かしい。糸魚川6:13発。姫川までは雪の気配はなかったが頸城大野に来ると雪が積もっている。走っていくうちに降って来た。見る見るうちに銀世界の中となった。そして山に入っていく。6:43平岩に着くとほんのり明るくなってきた。ここで7:00まで停車、車外に出るがホームを踏もうとすると雪で足をとられそうになる。ここから列車番号が420Dと変わる。雪に埋もれた線路をかきだす様にして走るが7:25定時に南小谷
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418D~420Dと変わるキハ52115 平岩

南小谷~松本 324M

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松本行き普通のE127系 クモハE127-102 南小谷

5分の接続で発車、ここからは電化区間JR東日本所管となる。車両はE127系電車2連、座席には余裕あり。インバータ制御特有の走行音だがキハ52に比べると静かだし雪の中割と急なSカーブでも滑らかな加減速だ。雪は積もっているが降ってはいない。
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簗場付近で青木湖が見えてくる。山も野も白く装う中で湖面はいつも通り蒼い水を湛えている。信濃大町で9分間停車、ここからは車掌乗務。日曜日だが地元の中学高校生が部活のために乗り込んでくる。次第に賑わってくる。穂高辺りからはもう通勤列車なみに混雑してきた。9:36松本定時着。降りたい町だが次の列車まで時間がない。急ぎ足で乗り場の移動。

続く

いずれも2008.1.13撮