糸魚川~静岡構造線の旅・2)中央本線

  松本~小淵沢 436M甲府行き

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436M クモハ115-1070 松本
大糸線の列車とは4分の接続、長野から来た同列車はすでにホームに止まっている。大糸線から降りてきた乗客が大挙跨線橋を渡って乗り換えに急ぐ。私も少し走った。長野色115系の3連である。一番前のクモハ115-1070に乗り何とか座ることが出来た 。9:40松本発。乗り遅れてしまった乗客もいたようだ。通勤客ならホーム内を一目散に走るが日曜日なので行楽客やアベックが多いためのんびり歩いたのだろう。天気は晴れているがこの辺もまだ雪が残っている。工場地帯の中を走って9:56塩尻着。後から来た「しなの」や「あずさ」を見送り辰野行き123形単行の普通と接続。10:07に発車。みどり湖などと言う名に違い湖など見えない駅を過ぎて岡谷に出ると諏訪湖が見えてくる。茅野を過ぎて左手に雪を被った八ヶ岳が続く。右手には山すそのゲレンデで滑っているスキーヤーがゴマ粒ほどに見える。信濃境の名の通り長野県の東果てまで来た。次の小淵沢山梨県である。11:00定時着。この電車は甲府まで行くがここで途中下車。

 

  小淵沢駅

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小海線にも乗りたいがそれはまたの機会にしこの先も中央線に乗る予定。次の列車まで28分ある。山梨県に入ると雪が地平に見当たらない(山の上にはあるが)。松本に立ったときより暖かく感じる。県境を越すだけで様子がだいぶ違う。

 

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そして長野県では見えなかった富士山が顔を出しているのがホームからも見える。その姿をズーム最大にして撮った。

 

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さてここで降りたのは駅弁を買うためでもある。ここには有名な駅弁「元気甲斐」がある。20年程前にTV番組とタイアップして作られたものだが好評のため今も販売され続けている。2段重になっていて京都と東京の料亭が一段ずつ調合を担当したという凝った内容。2段で一人前ではあるがそれぞれご飯が入っているので小食な二人なら分け合っても丁度いいくらいだろう。それからここにはもうひとつ「甲州かつサンド」というのもある。予約制で受け取り時刻を言っておけばアツアツなものを買える。私は信濃大町の停車時間中に電話で予約しておいた。

 

  小淵沢甲府 542M八王子行き

小淵沢までは構造線にほぼ重なる形で進んできたが、ここから交通は外れていく。構造線は真南の赤石山脈上を通るがそのようなところに苦労して鉄道を敷いたところで誰も乗らないだろう。小淵沢11:28発。やはり長野色115系だがこれは3連×2の6連。また1両目クハ115-1125に乗る。乗り心地は先のものと変わらないがずいぶん空いていてワンボックス占領。列車は中央、南両アルプスに挟まれた狭い平地を縫って東南へと進む。最初ブドウ畑らしい農地が広がるのが見渡せるが次第に町並みが開けていき甲府ベッドタウンが広がっているのが分かる。12:07甲府着。
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542M クハ115-1125 甲府
次の列車に乗るまでの間に駅前の甲府城址で買っていた駅弁で昼食だ。

 

続く

 

いずれも2008.1.13撮